【10→1】2020年 マイ年間ベスト楽曲
30→21
【30→21】2020年 マイ年間ベスト楽曲 - maokimagureのブログ
21→11
【20→11】2020年 マイ年間ベスト楽曲 ※おまけ有(12/27追記) - maokimagureのブログ
いよいよ10→1です
早速どうぞ!
10 絶対零度 - 赤い公園
TVアニメ「空挺ドラゴンズ」エンディングテーマ今年1月にシングルとしてリリース。後のアルバム「THE PARK」にも収録
歪んだギター音から始まる強烈なアンサンブル。そこから3拍子を挟み再び4拍子の縦ノリロックへと変化して2番も駆け抜けAメロのリフレインが再び歌われたと思ったら潔く終わる。3分半の中に様々な要素が構成されていたり美しいメロディと歪んだバンドサウンドの融合など赤い公園じゃないと纏め上げられないだろうなと思わせてくれるような曲
a flood of circleの「The Key」もそうだけど落ちサビ・ラスサビいくかと思わせて2番で終わる曲って聴きやすくていいよね
メロディでいうとBメロの3拍子が歌を魅せるポイントで好きです
9 ユースレスマシン - ハンブレッダーズ
2月にリリースされた記念すべきメジャーデビューアルバム「ユースレスマシン」に収録
前回のa flood of circle「Rollers Anthem」にも通ずるバンドと向き合ったようなロックバンドっていいよね!音楽っていいよね!というメッセージに溢れた曲(アニメだったりSFだったりな娯楽の曲でもある)
「この先の人生に必要がないもの 心の奥がザラつくような一瞬を」
「表紙で買ったレコードが素晴らしかったんだ ベスト盤には入ってないあの曲が好きなんだ わかりやすいモノだけが答えじゃないから 僕らはまだ笑えんだ」
と音楽が好きな人間にささってしまう歌詞も良い(後にリリースされた「ライブハウスで会おうぜ」の歌詞も最高)。ハンブレッダーズ自身が娯楽にバンドに音楽にライブに救われたんだろうなというのが何となく伝わってもきて泣けるレベル
ラストサビの転調してサビの途中にギターメロが割り込んでくる展開が特に最高!
アウトロで、
「作り話でも おとぎ話でも 遊び続けるよ 世界を変える娯楽を」
と高らかに歌いあげてメジャーデビューを飾るのも素敵すぎますね
8 大冒険をよろしく - DIALOGUE+
4月にリリースされたミニアルバム「DREAMY-LOGUE」に収録
音楽の流行り傾向として引き算の美学みたいな曲が多いなと思っているけど(自分自身もそういう曲好きになる割合が増えてる)、それに対してとにかくハイテンポハイテンションな熱量の高さが終始続くハイカロリーな曲を名曲と仕立て上げる事が出来るのがアニソンとかアイドルソングの強みだなと。そのハイカロリーの系譜で2020年ベストはこれしかないなと思う
ブラスも賑やかに入りキメどころも多く楽しくないわけがない。
アウトロの合唱風コーラスからのラストの「ってことでよろしく!」で締める田淵智也節がたまらない
7 Wakaii - 奥井亜紀
10月に配信シングルとしてリリース。ライブでは数年前からやっているらしい(俺が行った2018年にもやってますね)
奥井亜紀さんの歌声にはほんと魔法がかかってるんじゃないかと思えるくらいいつ聞いても温かい気持ちにさせてくれる魅力が溢れてるんだけどこの曲は特にドンピシャでしたね
散々言ってる大好きなミドル調軽めのアレンジのポップス。2サビ後のサビ(落ちサビ?)のクラップが効いてるアレンジ好き
歳を取った女性の恋がテーマの曲で歌詞も好きなんだけど
「今ならちょっとわかるの 過ぎ去った日々は 全部かわいい」
って歌詞今年1好きかもしれないレベルで大好きです
6 Walk on your side - 上田麗奈
3月にリリースされたアルバム「Empathy」に収録
アルバム自体もとても良くて繊細な楽曲それに合わせた表現力が秀逸なんだけどそのラストを飾るこの曲。それまでの繊細な表現も踏まえつつ前向きさ快活さも加わり多幸感に包まれる曲に仕上がってるのが最高で、足されてる前向きさ快活さの温度感がやりすぎず足りなすぎ絶妙なのが好きなとこです
テンポ感も行進しやすいようなやや速いミドルテンポになってるのも良いなと。特にAメロと特徴的な落ちサビの歌声(良い意味での生々しい表現力)が好きです
5 暗く黒く - ずっと真夜中でいいのに
映画「さんかく窓の外側は夜」主題歌。今年11月に先行配信としてリリース。来年リリース予定「ぐされ」にも収録される。
これ以前にリリースされたミニアルバム「朗らかな皮膚とて不服」も良かったけどとにかくアレンジが凝っていてかっこいい。ボカロ文脈のかっこよさとJPOP的キャッチーさの上手い融合だなと。
そこから更に自分の好みな感じになってるなと唸ったのが今作。サビがちゃんとたっていて良いのは勿論サビに入る3連符のピアノ下降音。落ちサビ前の歪んだドラムフィルと耳につく凝ったアレンジが最高
かっこいいアレンジに更に途中ドラムのビートで加速感を出しバンドサウンド的なノリの気持ちよさも感じさせてきてそこも好き
総じて1曲の中に耳につくかっこいい要素が凝縮されている豪華で好き。来年のアルバムの期待値が爆上がりしました
4 Teenager Forever - King Gnu
1月にリリースされたアルバム「CEREMONY」に収録
これを聴いた当時はとにかくまた新しいかっこいい音楽の形に出会ってしまったという感動が強かった
言葉で綴るよりとにかく聴いてくれって思うのはこの曲が1番強いかもしれない
イントロのアグレッシブさと裏腹にギターとドラムのビートが気持ち良いAメロからの言葉を畳み掛けるBメロときてサビの何とも言えないキャッチーさにやられてしまう。このランキングでと色々な要素が凝縮されて好きって曲はいくつかあったけどその最たる感じというか、ジェットコースター感覚のような展開の映り変わりがとにかく楽しい。曲がほぼ3分と短いのもあるだろうなと
最後のアコギに合わせて歌いきったあとに超高速のアウトロがきて即終わるのも初聴きはかっこいいーー!って感動しましたね
3 101回目のプロローグ - UNISON SQUARE GARDEN
9月にリリースされたアルバム「Patrick Vegee」に収録
5分超えの大作。疾走感のある1番から2番途中でテンポを落としスケール広めのサビを歌い上げ再びテンポが戻りとこれまた構成が良い。昔から同じメロでテンポ上げたり落としたりするような曲好き(ぱっと出てきた例としてAcid Black Cherryの「Maria」)
あと2番後の展開が凄い良くて間奏の変則的なアンサンブル気持ち良いのと、最後に
「世界は七色になる!」
というユニゾンにとってのパワーワードを挟みそこからAメロが再びリフレインされるとこが特に最高。演奏するのにも聴くのにもパワーが必要な曲だと思うから頻繁には聴けないと思うけどライブできいたらちょっとやばいかもしれないと今から楽しみ
「魔法が解けるその日まで」
とこれまたパワーワードで締まるのも良い
2 記憶 - イヤホンズ (記録 - イヤホンズ)
7月にリリースされたアルバム「Theory of Revolution」に収録。デビュー5周年を記念したアルバムでもある
個人的な2020年声優ソングのぶっちぎりNo1
時系列ごとに曲が進み生活音や環境音が混ざり合いながらそれがメロディとして昇華されていく壮大な6分半。もともと俺が前衛的な現代音楽に取り組ん出たことも過去にあって、こういう曲大好きなんですよね
この曲に関しては前曲の「記録」からの繋ぎが最高なので「記録」も( )として記載した。記録で出てくるメロディラインが何度も様々な音で繰り返されるのが癖になる(元々は記録で使われてるメロが記憶から引っ張ってきたって順序らしいけど)
「記憶」単品でも曲の始まりと終わりがリンクしていてまさに朗読小説や映画を見て聞いてるような感覚になるのが最高。6分超えの長尺の中で徐々に色々な音が増えて拡がっていくのも物語感を強めていて好き
決してとっつきやすい訳ではないのに気づけば何度も聴いてしまう力を持っていて、声を仕事にしている声優が作る作品としての1つの完成系でしょと思わされました
1 プラットホーム - パスピエ
12月にリリースされたアルバム「synonym」に収録
"こういうパスピエの曲に一生抗えない"ってタイプの曲が久しぶりにきたなと。10月に開催された「AJIMI」っていうライブイベントでワンコーラス聴いた時から虜になってましたね
イントロの鍵盤の音からピュアな音使いというか瑞々しさを感じてとても好き
この曲に限らず大胡田なつきさんの詩的で意味が無いように聴こえるけど、聴いた時の気分で色々な解釈が出来てしまうような抽象的すぎず具体的すぎない絶妙な歌詞が大好きなのでこの曲も当然のように大好き(ここ!ってより全体像が好きなタイプ)
何時でも聴きたいキラキラとした純粋ポップスに儚さが滲んでいる名曲です
、、、以上30曲
今年もいい曲沢山な1年でしたね
来年リリースでもう聴ける曲で気に入ってる曲も早速ちらほらあるので来年も楽しみですね